オサート

オサートのメリットデメリット

オサートのメリットデメリット

 

オサートとは寝る前にコンタクトレンズを装着し、寝ているあいだに角膜の表面を
矯正し朝起きた時には視力が回復しているという治療技術です。

 

昼間の間はその効果が持続するため、裸眼でも十分な視力を保つことができます。

 

その技術はアメリカで1950年代には開発されてきましたが日本での本格導入はありませんでした。

 

それはオルソケラトロジーと呼ばれますが、オルソケラトロジーには
一種類のコンタクトレンズしかなく治療できる人の範囲が限られていました。

 

それを進化させたのがオサートという治療法です。

 

現在視力回復方法としてよく知られているのはレーシックですが
未成年には使えない、内科的な疾患があると手術ができない、手術となるとやはり怖いなど
レーシックを受けたいけど受けれない人も多くいます。

 

ですが、オルソケラトロジーやオサートはコンタクトレンズに抵抗のない人であれば、
内科的な疾患に関係なく子供から老人まで視力矯正ができる方法です。

 

オサートは、オーダーメイドされたオルソレンズによりオルソケラトロジーでは対応できないと
されていた強度の近視や重度の乱視、円錐角膜、レーシックを一度受けた人でも対応できまた老眼のかたにも利用していただけます。

 

レーシックが適さないような運動選手や、
角膜が薄いかたでもオサートで視力回復をすることができるのです。

 

デメリットとしては強いアレルギーを持っている方や、
ひどいドライアイの方には向かないということやめてしまうと元に戻ってしまうなどがあります。

 

それはコンタクトレンズを装着しなければならないため、角膜に傷がついてしまう、
角膜炎を起こしてしまうということはあります。

 

またオサートは保険適用外となっています。

 

オーダーメイドのオルソレンズによる治療のためオルソケラトロジーに比べると割高になります。
片目で25万円以上、両目では40万円かかるようです

 

また、治療を開始した後には月に数回の診察、
その後半年に一度の検査など定期検査を行う必要があります。

 

数ヶ月ごとにレンズを変えていくため安定した視力になるまでに一年ほどかかります。

 

2013年現在オサートは東京にある三井メディカルクリニックでしか対応できないようになっていますが、
今後多くの方に治療を受けられる日が来るといいですね。